【S23最終2009/139位】バトン偽装壁トリル白馬

　S23お疲れ様でした。過去作含め自身初のレート1800、1900、2000を達成したので、記念ということでひとつ書き残そうかと思います。当然構築記事などという代物は初めて書きますので自己満足のメモ書きクオリティですが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

　マリオカート繋がりで覗きに来た方もとりあえず一番下までスクロールしてください。

結果

TN　ToBy

最終レート2009

最終順位139位

構築経緯

　九月後半の某日ふと思いついた「白バド使いたいなー」からスタート。スカーフ型、高速移動型、トリックルーム型、加速バトン型をそれぞれ考察していた。一旦休憩しようとシャワーを浴びている最中に電流走る。

「加速バトンっぽい並びからトリル展開したら面白いのでは？」

ということでの並びがノリで決定。以後一か月以上取り巻きをいじり続けることとなる。

　細かく変更を重ねてきたので詳しい変遷は割愛。最終日に使用したパーティメンバーの採用経緯のみ簡潔に。

• 主役

• コンセプト。素直に壁を張る型で採用。

• コンセプト。珠アタッカーで採用。

• 壁トリルが成立しても襷悪で簡単に止まってしまうため、受け出しつつ襷を削るためにHBゴツメを採用。

• 同じく襷に対して受け出しと襷潰しを両立できる枠としてねむカゴを採用。

• が単体で突破できないを起点にでき、への処理ルートにもなるHB身代わり残飯を採用。

ついでにバトン構築を隠している風に配置して

完成。

個体紹介

　バドレックス(はくばじょうのすがた)

特性：じんばいったい

性格：ゆうかん

持ち物：じゃくてんほけん

技構成：ブリザードランス/10まんばりき/タネマシンガン/トリックルーム

実数値(努力値)：207(252)‐238(252)‐171(4)‐×‐150‐63

調整意図：HAぶっぱ余りB

　スーパーエース。壁下なら特化ザシアンの+1きょじゅうざんすら7割入らない。飛んでくる抜群技をことごとくトリル弱保の起点にする。笑ってしまうような耐久と爽快な火力とカッコイイ技エフェクトであらゆるパーティを破壊し、筆者を虜にした神ポケモン。豊穣神というよりは破壊神。

　当初は最遅で運用していたが、トリトドンの増加を受け下降補正のみに変更した。個体を貸してくれたテレフさんに感謝。

　技構成はメインウェポンのブリザードランス、対ザシアン最高打点の10まんばりき、S操作のトリックルームまで確定。残りの一枠の候補にはタネマシンガン、タネばくだん、つるぎのまいが挙がったが、身代わり持ち水タイプにヘイトが溜まったのでタネマシンガンを採用。タネマシンガンだから勝てた試合、タネマシンガンのせいで負けた試合ともにあったので好みの範疇だと思う。

　選出率1位。ほぼ全試合選出した。

　レジエレキ

特性：トランジスタ

性格：おくびょう

持ち物：ひかりのねんど

技構成：10まんボルト/だいばくはつ/リフレクター/ひかりのかべ

実数値(努力値)：175(156)‐108‐89(148)‐127(52)‐76(44)‐257(108)

調整意図：どなたかの調整を基に意地っ張りスカーフエースバーン抜きに調整したもの　　　だったはず。

　壁張りで白バドをサポートする女房役。スカーフ持ち含め大半のポケモンの上から壁を張りつつ、侮れない火力も備えている点が高評価。

　技構成は安定化力の10まんボルト、退場技かつ地面タイプの襷を潰したりとんぼがえりを透かしたりできるだいばくはつ、両壁で確定。稀に10まんボルトの麻痺でバドレックスの下を取られる事故が起こるものの、命中100と火力のバランス的に10まんボルト一択。追加効果の無い10まんボルトがあれば完璧だった。

　選出圧力が非常に強く、相手の選出を禁伝+地面枠+1に絞りやすい。強烈に呼ぶ地面ポケモンの前で爆ぜることで、白バドの起点を用意できる。この構築で勝てた大きな要因のポケモンだった。

　選出率2位。

　アシレーヌ

特性：げきりゅう

性格：れいせい

持ち物：ゴツゴツメット

技構成：ねっとう/ムーンフォース/クイックターン/アクアジェット

実数値(努力値)：187(252)-94-126(252)-161(4)‐136‐72

調整意図：対ウーラオスの為にHB振り切り、余りC。B補正の有無でめぼしい確定数が動かなかったため効率重視でCに補正。

　自慢の地雷枠その1。優秀なタイプとBDどちらも確保した耐久、交代技と先制技でパーティの痒いところに手が届く補完枠。ウーラオス受けの他、ザシアンにゴツメを当てて白バドの10まんばりき圏内に押し込んだり、トリル下でスイーパーとして動いたり、非常に器用に動かせる。困ったら出していた。

　技構成は火傷でリフレクターと同等の効果を望める水打点のねっとう、フェアリー打点のムーンフォース、サイクルを回しやすく、白バドの展開を補助できるクイックターン、パーティで唯一の先制技のアクアジェット。最終日ねっとうで燃やした覚えが全然無い。

　B補正を掛けていれば勝てた試合より、C補正の火力で勝てた試合の方が圧倒的に多かったので、調整はこれで正解だったように思う。

　選出率3位。

　ウルガモス

特性：ほのおのからだ

性格：ずぶとい

持ち物：たべのこし

技構成：ほのおのまい/サイコキネシス/ちょうのまい/みがわり

実数値(努力値)：192(252)-×‐128(252)‐155‐126(4)‐120

調整意図：HBぶっぱ。想定する運用的にステルスロックのケアよりたべのこしの回復効率が欲しかったため191調整は見送った。余りD。

　自慢の地雷枠その2。主にドヒドイデへの殺意から生まれたみがわりウルガモス。耐久ポケモン相手に張って完封を狙う以外にも、ザシアンなどの有利対面で張ったり、ふいうちの択で安定択として使えたり、壁下で無理やりみがわりを残すことで強引に舞ったりと非常に使い勝手が良かった。

　技構成は積み技に近い扱い方ができる炎打点のほのおのまい、ドヒドイデ、ムゲンダイナへの打点としてサイコキネシス、最強の積み技ちょうのまい、びっくりどっきりメカのみがわり。ギガドレインも欲しいが外せる技が全く無い。

　最終日にこの型のウルガモスを採用したが、度々全抜きを演じ不動の裏エースの座についた。このポケモンに至らなければ2000到達は不可能だった。

　選出率は3位と僅差の4位。

　バンギラス

特性：すなおこし

性格：しんちょう

持ち物：カゴのみ

技構成：かみくだく/ロックブラスト/ステルスロック/ねむる

実数値(努力値)：207(252)-154‐131(4)‐×‐167(252)‐81

調整意図：HDぶっぱ、余りB。

　黒バドレックス対策枠。一度のサイクルで確実に襷を潰すために、数いる黒バドメタの中からバンギラスを選択。白バドが不利を取るヒートロトムに強く出たり、受け構築相手にTODの可能性を作れるねむカゴ型。

　しかしすなあらしで白バドの耐久も削られる点や、サイクル有利を積極的に取りに行きにくい性能である点などからあまり選出に絡ませることができなかった。レジエレキ+白バドレックスの基本選出にバンギラスを足す選出がとことん弱い。

　とはいえお相手視点では非常に厄介に映ったようで、ヒートロトムの選出を抑制したり黒バド軸の選出を縛ったり、パーティにいるだけで仕事はしていた。多分。

　選出率6位。

　バシャーモ

特性：かそく

性格：いじっぱり

持ち物：いのちのたま

技構成：インファイト/フレアドライブ/じしん/まもる

実数値(努力値)：175(156)-189(252)‐90‐×‐91(4)‐112(92)

調整意図：Aぶっぱ。S２↑で最速黒バドレックス抜き抜き。H16n-1。D4。余り4。

　コンセプトのバトン偽装枠兼抜きアタッカー。当初は偽装して終わりのポケモンだと思っていたが、最終日にも何度か後詰として活躍した、いぶし銀なポケモンだった。自然に入るまもるのおかげでトリックルームの残りターンを調整しやすく、初速の遅さと特性のかそくを活かしてスイッチトリルじみた動きを単体でできるのが、トリル白バドの後詰として優秀かつオシャレ。

　技構成は格闘打点のインファイト、炎打点のフレアドライブ、デメリット無し非接触打点のじしん、特性やトリックルームと噛み合うまもる。

　ポリゴン2の処理ルートのひとつであるため、ダウンロード対策であえてBに振らず余らせている。どうせアナライズばっかりだし別に必要なかった。また、黒バドレックス軸に出すことはなく、ザシアンを抜ければ仕事は果たせるため、Sを111に落とし、B4、D12と振るのが恐らく正解。もう二日早く気づきたかった。

　選出率5位。

選出パターン

++or

　基本選出。九割五分これ。自然にこの選出ができるなら大体勝てる。

++or

　白バドの通りが悪い黒バド軸相手にたまにする。よっぽど通りが悪くなければ黒バド軸相手でも基本選出で問題ない。

++

　白バドの消耗が予想され、ウルガモスの通りも悪いザシアン軸(ヒードラン入りなど)に対して、積みサイクルに近い感覚でダブルエースを通しに行く選出。滅多にしないが通れば勝てる強選出。

苦手なポケモン

…白バドが不利を取るため選出が縛られる。基本ウルガモスでしか勝てないので、場合によっては白バドを選出せずに戦うことになることも。

…つるぎのまい持ちには白バド単体では勝てない。結局こいつが最強。

…3ウェポン型ならカモだが、終盤増えたみがまも型やメテビ型には突破されかねない。型が多すぎるのが強い。

…パーティ単位で激重。A2↑以上のトリル下白バドで殴る必要があり、対面からその状況を作ろうとすると50%火傷の負け筋が発生する。

…白バドのSを上げたことでスカーフメタモンに対してアシレーヌ、バンギラスが上を取ることができなくなり、重さが増した。壁と白バドの体力の管理が重要になる。

…ステロあくびができる地面タイプに対しては初手白バドを強要されるため、選出が歪む。こいつらが増えていたら2000どころか1900も怪しかったかもしれない。

…対策枠を用意しようが重いもんは重い。

他にもいろいろ

最後に

　これまで上位帯とは無縁のエンジョイ勢だったので、今回の結果は素直に嬉しいです。剣盾は発売初期以降触れておらず、先月DLCを買うところからの復帰という経歴だったので、本当に運よくハマる構築に巡り合えた故の結果だと思います。

　禁伝ありダイマ無しルール、非常に楽しかったです。今月からはまたダイマありということで、環境等1から覚えなおしになりますし、シーズンラストの追い込みで疲れてしまったのでぼちぼちやっていこうと思います。このブログが今後更新される可能性は極めて低いと言えるでしょう。

　余談ですが、私の知る限りS23の白馬バドレックス軸で二番目に高い最終レートでのフィニッシュでした。首位との差は実にレートにして1。正直最強の白バド軸の座をあと一歩のところで逃したのは悔しいですが、ネタ的には美味しいですね。いややっぱり悔しい！